さん
夜中に死にたくなるのは、僕だけか。
いちで書いた事への答えは、わからない。
それに、知りたくもない気がする。
過呼吸を起こして、初めて僕は気を失って、
お決まりの様に、保健室で横にされたまま目が覚めた。
特に何かを考えた訳では無いが、
嫌な汗と涙と、血が出る程噛み締めた奥歯が
ただ煩かった事だけは、忘れない様にしようと思った。
救急車を見た時に、一緒にいたクラスメートが、
目が覚めてから暫くして入ってきた。
そこで見た奇妙な表情が怖くて、
それ以来、今でもずっと、彼の目を見れないでいる。
僕は一体、彼に何を見せてしまったのだろうか。
今更だが、僕の今について、
書き残さなければならない気がする。
と言っても、ここで特筆すべきは、
おそらくそんなに多くない。
先ず、僕は高校生だ。
そこそこうまくやっているが、その本性は、
比喩ではなく、嘘で塗り固めた最低な人間だと、自覚している。
そうやって、表向きは一応穏やかでいるつもりだが、
あまりに怒りにかられると、記憶が飛ぶ。
格闘技などしたことはないが、覚えてない間は、人に対して、酷い事をしているらしい。
それから、例外こそ2年に1度程度あるが、
同じ夢を見続けて、今年で9年目になる。
その内容が、実際あった事であり、
医者はそれを、PTSDなのだと言った。
救急車のサイレンが嫌いな理由もそこにある。
今はどうでもいい。
最近は、生まれて初めて、
カウンセリングというものにかけられて、
正直、訳がわからない。